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趣味って大事よね!

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夜空の目印

夜空の目印

春の大曲線

 今の季節(春)だと、北の空には「大きなひしゃくの形をした」北斗七星が横向きに見えます。

 えっ?北はどっち?お昼に日当たりがよい方が南で、その反対が北になります。朝方、朝日が差し込んでくるのが東で、夕方、西日が差し込むのが西ですね。今さら人に聞くのはなかなかはずかしいので、よく覚えておきましょう。笑。まあ星座をいくつか見つけられるようになれば、星の並びから方角を知ることもできますので、ご安心あれ。

 春の20時ごろの北の空はこういう感じに見えます。画面上で北斗七星を見つけることができますか?慣れないうちはなかなかみつけるのが難しいと思います。春の北の空

 ちょっと空に線を書き込んでみました。これで見つけることができましたか。北斗七星のひしゃくの先をまっすぐに伸ばした先にひっそりと光る星が北極星、ポラリスです。冬ソナの影響で、この星の名前はとっても有名になりましたね。ヨン様が劇中で言ったとおり、北極星は一年中沈むことなく、北の空の一点から動くことがありません。ポラリスのようにいつも君を見守っているよ、などとは口が割けても言えそうにありませんが、女の人はそう言ってほしいのかな?笑。それはヨン様だからキマるセリフだと思います。春の北の空-北斗七星

 見つけることができた方は、ぜひ家の外に出て、「ホントの」北斗七星を探してみてくださいね。でも、その前にもう一つ知っておきましょう。

 北斗七星のひしゃくの柄(さっきとは逆側ですね)を弓なりに伸ばしていくと、黄色い明るい星にたどりつきます。これがうしかい座のアークトゥルスという一等星になります。さらに弓なりに伸ばしていくと、また白い明るい星にたどりつきます。これがおとめ座の一等星、スピカです。北斗七星からアークトゥルス、スピカまで弓なりに伸ばした曲線を「春の大曲線」といいます。
春の大曲線
春の大曲線は分かりましたか?春の大曲線を目印にして、そのまわりにある星座を見てみましょう。

 北斗七星はおおくま座の一部で、ちょうど熊のしっぽにあたる部分になります。北極星はこぐま座の一部で、母熊であるおおぐま座は、こぐま座のまわりをグルグルまわっていることになります。それぞれの星座にはとっても素敵な物語があって、それを読んでいるだけでもなかなかロマンティックな気分になることができます。私があれこれ語るよりもよい本がありますので、そちらを探してみてくださいね。
春の星座たち

 もう一つだけ付け加えておくと、スピカの上にひときわ明るく輝いているのが、太陽系最大の惑星「木星」です。望遠鏡で見ると、周りにガリレオ衛星といわれる木星の「月」をみることができたりしますが、残念ながら肉眼ではみることができません。とりあえずは後の楽しみにとっておくことにして、家の外に出て、春の大曲線と春の星座を探してみましょう。


このページで利用した星図はアストロアーツのステラナビゲータ Ver.7を使って作成しました。

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